【保育士試験用語集】自立支援計画とは?社会福祉分野をわかりやすく解説

保育士試験対策用語集:自立支援計画

自立支援計画は、相談援助のプランニングを実際の支援につなげる大切な仕組みです。

保育士試験の社会福祉対策では、行政が作る計画ではなく、施設が入所者ごとに作る個別計画である点が重要です。独学の勉強でも整理しやすいよう、根拠法令、策定者、義務の有無、支援の流れを過去問の論点と結び付けて確認します。

目次

自立支援計画とは?

このページで扱う自立支援計画は、乳児院や児童養護施設などが、入所者一人ひとりの状況に応じて作成する個別の支援計画です。

本人や家庭の状況、意見・意向などを踏まえ、生活、家族関係、教育、就労、家庭復帰や退所後の生活に関する目標と支援方法を定めます。

つまり、アセスメントで把握した課題や強みを、具体的な支援へ結び付けるプランニングの成果です。

保育士試験で覚えるポイント

令和4年保育士試験(前期)社会福祉・問11と、令和4年保育士試験(後期)社会福祉・問12では、アセスメントをもとに目標と具体的な支援内容を決める「プランニング」が問われています。

自立支援計画は、このプランニングを社会的養護の現場で具体化したものと理解しましょう。

根拠となる法律は児童福祉法であり、同法第45条を受けた「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」に、策定義務が直接定められています。

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対象施設直接の根拠条文策定責任者策定義務
乳児院第24条の2乳児院の長義務
母子生活支援施設第29条の2母子生活支援施設の長義務
児童養護施設第45条の2児童養護施設の長義務
児童心理治療施設第76条児童心理治療施設の長義務
児童自立支援施設第84条の2児童自立支援施設の長義務

施設長が責任者となり、担当職員、保育士、児童指導員、家庭支援専門相談員、心理担当職員などがケース検討を行い、本人や保護者、児童相談所などの意見を踏まえて作成します。

里親に委託された子どもの自立支援計画は、児童相談所が策定します。

自立支援計画の○×クイズ

問題
自立支援計画は、市町村の福祉担当部署が施設単位で作成する行政計画であり、児童養護施設の長には策定義務がない。○か×か。

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解答
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解説
自立支援計画は、施設が入所者一人ひとりについて作成する個別計画です。児童養護施設などでは、施設長に策定義務があります。

関連用語

自立支援計画の前段階である「アセスメント」と、支援目標や方法を決める「プランニング」を併せて学ぶと、相談援助の流れを整理できます。計画に基づく支援が行われる「児童養護施設」の役割も確認しましょう。

参考文献

くっしー
この記事の執筆者
はじめての保育士試験の「社会福祉」と「こども家庭福祉」で撃沈した人。普段は歯科医師として働きながら、育児をしています。
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