児童福祉施設は、保育所や児童養護施設だけでなく、妊産婦・障害児・里親を支える施設も含む幅広い制度です。保育士試験の社会福祉では、根拠法、施設名、対象者の組み合わせが問われます。独学の勉強対策として、過去問と現行法をもとに13種類の違いを一覧で確認しましょう。
目次
児童福祉施設とは?
児童福祉施設とは、児童福祉法第7条に列挙された施設の総称です。根拠法は児童福祉法で、現在は13種類あります。子どもの保育・養護・自立支援・障害児支援だけでなく、妊産婦への助産、母子の生活支援、里親への支援なども担います。各施設の目的は同法第36条から第44条の3に規定されています。なお、自立援助ホームは児童自立生活援助事業を行う場所であり、第7条の児童福祉施設には含まれません。
| 児童福祉施設 | 主な対象・役割 |
|---|---|
| 助産施設 | 経済的な理由で入院助産を受けられない妊産婦に助産を行う |
| 乳児院 | 乳児を中心に入所させて養育し、退所後も相談や援助を行う |
| 母子生活支援施設 | 母子を入所させて保護し、生活と自立を支援する |
| 保育所 | 保育を必要とする乳幼児などに通所による保育を行う |
| 幼保連携型認定こども園 | 幼児教育と保育を一体的に提供する |
| 児童厚生施設 | 健全な遊びを提供して健康や情操を育む。児童館・児童遊園など |
| 児童養護施設 | 保護者がいない児童や虐待などで養護が必要な児童を入所させて養育する |
| 障害児入所施設 | 障害児を入所させ、生活支援や知識・技能の習得支援などを行う |
| 児童発達支援センター | 障害児に通所による発達支援を行い、地域支援の中核を担う |
| 児童心理治療施設 | 社会生活への適応が難しい児童に心理治療と生活指導を行う |
| 児童自立支援施設 | 不良行為など生活指導を必要とする児童の自立を支援する |
| 児童家庭支援センター | 家庭からの専門的な相談に応じ、関係機関との連絡調整を行う |
| 里親支援センター | 里親支援事業や、里親・養育される児童・里親希望者への相談援助を行う |
保育士試験で覚えるポイント
令和2年 保育士試験(後期)問題 子ども家庭福祉 問8では、児童福祉法第7条の児童福祉施設に含まれないものを選ぶ問題が出題され、自立援助ホームが正答でした。その後、令和6年4月1日に里親支援センターが追加され、現在は13種類です。古い教材にある「12種類」をそのまま覚えず、現行の一覧で更新しましょう。施設名と対象・役割をセットで覚えるのがポイントです。
児童福祉施設の○×クイズ
問題
児童福祉施設は、児童福祉法第7条に定められ、現在は里親支援センターを含む13種類である。○か×か。
解答を見る
解答
○
解説
里親支援センターは令和6年4月1日に児童福祉施設へ加わりました。現在は児童福祉法第7条に13種類が定められています。
関連用語
入所による養育を担う児童養護施設と乳児院、生活指導と自立支援を中心とする児童自立支援施設を比べると、児童福祉施設ごとの対象と目的を整理しやすくなります。
