子供・若者育成支援推進大綱は、現在のこども大綱につながる重要な政策文書です。
保育士試験の社会福祉では、根拠法と現在の扱いを区別することがポイントになります。独学で勉強する際は、旧大綱が廃止された後も子ども・若者育成支援推進法自体は存続していることを押さえましょう。
子供・若者育成支援推進大綱とは?
子供・若者育成支援推進大綱は、子ども・若者育成支援推進法に基づき、子ども・若者の育成と自立を総合的に進めるために策定された政府の方針です。教育、福祉、保健、医療、雇用などの分野を横断し、困難を抱える子ども・若者や家族への支援、成長を支える社会環境の整備などを定めました。
2021(令和3)年4月6日に第3次大綱が決定されましたが、現在は独立した大綱としては廃止され、その役割がこども大綱に統合されています。
保育士試験で覚えるポイント
現在までの流れは、次のように整理できます。
| 時期 | 主な動き |
|---|---|
| 2009(平成21)年 | 子ども・若者育成支援推進法を制定 |
| 2010(平成22)年 | 同法を施行し、子ども・若者育成支援施策を総合的に推進 |
| 2021(令和3)年 | 第3次となる子供・若者育成支援推進大綱を決定 |
| 2023(令和5)年 | こども大綱の決定に伴い、従来の子供・若者育成支援推進大綱を廃止 |
ただし、子ども・若者育成支援推進法は現在も有効です。同法第8条では、こども大綱のうち子ども・若者育成支援に関係する部分を、子供・若者育成支援推進大綱とみなすことが定められています。
つまり、旧大綱という独立した文書は廃止されましたが、その機能はこども大綱に引き継がれています。
令和6年 保育士試験(後期)問題 子ども家庭福祉 問9では、子ども・若者育成支援推進法の基本理念として、本人の意思を尊重した支援や、教育・福祉・保健・医療・雇用などの連携が問われました。
令和7年 保育士試験(前期)問題 子ども家庭福祉 問4では、こども大綱が、少子化社会対策大綱、子供・若者育成支援推進大綱、子供の貧困対策に関する大綱を一つに束ねたものであることが出題されています。
子供・若者育成支援推進大綱の○×クイズ
問題
子供・若者育成支援推進大綱は、2023(令和5)年にこども大綱が決定された後も、独立した大綱として現在までそのまま存続している。○か×か。
解答を見る
解答
×
解説
従来の大綱は、こども大綱の決定に伴って廃止されました。現在は、こども大綱の関係部分が子供・若者育成支援推進大綱とみなされます。
関連用語
制度の変化を整理するために、根拠法である子ども・若者育成支援推進法、旧大綱の役割を引き継いだこども大綱、その大綱が目指すこどもまんなか社会もあわせて確認しましょう。






