こどもまんなか社会は、少子化対策だけでなく、子ども・若者を権利の主体として捉える考え方です。
保育士試験の社会福祉では、こども基本法やこども大綱との関係が重要です。独学で勉強する際は、理念・基本方針・具体的な取組の順に整理すると、制度の全体像をつかみやすくなります。
こどもまんなか社会とは?
こどもまんなか社会とは、すべてのこども・若者が権利の主体として尊重され、心身の状況や生活環境にかかわらず、身体的・精神的・社会的に幸せな状態(ウェルビーイング)で生活できる社会です。
こどもや若者の最善の利益を優先し、本人の意見を聴きながら、成長や自立を社会全体で支えます。特定の法律や一つの事業の名称ではなく、こども基本法とこども大綱に基づいて目指す社会の姿です。
保育士試験で覚えるポイント
関連法・計画・取組の関係は、次の順番で整理しましょう。
| 区分 | 法律・計画等 | 役割 |
|---|---|---|
| 目指す社会 | こどもまんなか社会 | こども・若者の権利とウェルビーイングが保障される社会 |
| 根拠となる基本法 | こども基本法 | こども施策の基本理念、意見反映、こども大綱などを規定 |
| 政府の基本方針 | こども大綱 | こども施策の基本的な方針と重要事項を総合的に示す |
| 具体的な行動計画 | こどもまんなか実行計画 | 大綱に基づく具体的な施策をまとめ、毎年改定するアクションプラン |
| 関連法 | 児童福祉法 | 子どもの福祉、保護、家庭支援、児童福祉施設・事業などを規定 |
| 関連法 | 子ども・子育て支援法 | 教育・保育給付や地域子ども・子育て支援事業などを規定 |
関連する具体的な取組には、こども・若者の意見を政策へ反映するこども・若者意見反映推進事業(こども若者★いけんぷらす)や、安全で安心できる場所を地域に増やすこどもの居場所づくり支援体制強化事業などがあります。つまり、理念を法律が支え、大綱が方向を示し、実行計画や各事業によって具体化する関係です。
令和6年 保育士試験(後期)問題 子ども家庭福祉 問1では、こども基本法における意見反映や市町村こども計画などが問われました。令和7年 保育士試験(前期)問題 子ども家庭福祉 問4では、こども大綱の根拠法、従来の三つの大綱を一元化したこと、見直し時期などが出題されています。
こどもまんなか社会の○×クイズ
問題
こどもまんなか社会は、こども・若者を権利の主体として捉え、その意見を尊重しながら、心身の状況や生活環境にかかわらず幸せに生活できる社会を目指す考え方である。○か×か。
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解答
○
解説
こども・若者の権利、意見、最善の利益を尊重し、将来にわたるウェルビーイングを社会全体で支えることが中心となります。
関連用語
こどもまんなか社会の制度的な位置づけを理解するために、こども基本法、こども大綱、こども家庭庁もあわせて確認しましょう。法律・基本方針・推進機関の役割を整理すると、関係をつかみやすくなります。





