セツルメント運動は、保育士試験の社会福祉分野で、イギリスの社会福祉史として問われやすい用語です。独学で勉強する際は、慈善組織協会との違いを意識し、地域に入り込んで生活改善をめざした運動として押さえましょう。
目次
セツルメント運動とは?
セツルメント運動とは、19世紀後半のイギリスで始まった、貧困地域に知識人や学生などが住み込み、住民とともに生活しながら地域改善をめざした運動です。青少年の教育、職業訓練、生活相談、文化活動などを通して、貧困を個人だけの問題ではなく、社会環境の問題としてとらえた点が特徴です。代表例として、ロンドンのトインビー・ホールが知られています。
保育士試験で覚えるポイント
令和7年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問4では、セツルメントについて、スラム街などで青少年の健全育成や職業訓練を行い、地域社会を改善しようとした歴史的事象として問われました。慈善組織協会が個別訪問・調査・援助調整を重視したのに対し、セツルメント運動は地域に住み込み、住民とともに地域全体を改善する点を押さえましょう。
セツルメント運動の○×クイズ
問題
セツルメント運動は、慈善活動の重複や漏れを防ぐため、家庭訪問と個別調査を中心に援助を組織化した運動である。○か×か。
解答を見る
解答
×
解説
家庭訪問や個別調査を通して慈善活動を組織化したのは、慈善組織協会の特徴です。セツルメント運動は、貧困地域に住み込み、教育や職業訓練などを通して地域改善をめざしました。
関連用語
セツルメント運動を理解するには、慈善組織協会、トインビー・ホール、ケースワークをあわせて確認すると整理しやすくなります。個別援助の流れと、地域社会への働きかけの違いを意識して学びましょう。
