身体的虐待は、目に見えるけがだけで判断するものではありません。保育士試験の社会福祉では、児童虐待防止法に定められた4つの虐待類型と、それぞれの具体例が重要です。独学で勉強する方に向け、身体的虐待の範囲を過去問の論点と比較表からわかりやすく整理します。
目次
身体的虐待とは?
児童虐待防止法における身体的虐待とは、保護者が監護する18歳未満の児童に、外傷を生じさせ、または生じるおそれのある暴行を加えることです。殴る、蹴る、叩く、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる、首を絞める、長時間拘束するなどが該当します。目立つけががない場合でも、外傷のおそれがある暴行は身体的虐待に含まれます。しつけを理由にしても許されず、子どもの安全確保と早期発見・通告が必要です。
保育士試験で覚えるポイント
令和7年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問1では、児童虐待防止法第2条が身体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待の4類型を定義していることが問われました。独学対策では、身体的虐待は「外傷が生じる暴行」だけでなく「外傷が生じるおそれのある暴行」も含む点を押さえましょう。また、養育の放棄はネグレクト、著しい暴言や面前DVは心理的虐待として区別します。
| 虐待の類型 | 判断のポイント | 主な具体例 |
|---|---|---|
| 身体的虐待 | 外傷を生じさせる、または生じるおそれのある暴行 | 殴る、蹴る、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、拘束する |
| 性的虐待 | 子どもに性的な行為をする、またはさせる | 性器を触る・触らせる、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする |
| ネグレクト | 監護や養育を著しく怠り、子どもの安全や健康を損なう | 食事を与えない、病院に連れて行かない、車内に放置する、同居人の虐待を放置する |
| 心理的虐待 | 言葉や態度などによって子どもの心を傷つける | 著しい暴言、無視、きょうだい間の差別、子どもの前で家族に暴力を振るう面前DV |
身体的虐待の○×クイズ
問題
身体的虐待は、実際に外傷が残った場合だけでなく、外傷が生じるおそれのある暴行も含まれる。○か×か。
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解答
○
解説
児童虐待防止法では、現に外傷が生じた暴行だけでなく、外傷が生じるおそれのある暴行も身体的虐待に含めています。
関連用語
性的虐待、ネグレクト、心理的虐待をあわせて確認すると、児童虐待防止法が定める4つの虐待類型と、それぞれの判断のポイントを整理できます。
