要保護児童は、虐待や保護者の不在などにより、保護を必要とする子どもを表す重要用語です。保育士試験の社会福祉では、児童福祉法上の定義だけでなく、要支援児童・特定妊婦との違いや関係機関の連携も問われます。独学で勉強する方に向け、過去問を踏まえた試験対策の要点を整理します。
目次
要保護児童とは?
要保護児童とは、児童福祉法第6条の3第8項において、保護者のいない児童、または保護者に監護させることが不適当と認められる児童をいいます。ここでいう児童は18歳未満です。虐待やネグレクトを受けている児童、保護者の死亡や行方不明などにより養育者を失った児童などが該当し得ます。ただし、必ず施設へ入所するわけではなく、安全性や家庭状況に応じた対応が検討されます。
似た用語との違いは、次のように整理できます。
| 用語 | 対象となる状態 | 支援の中心 |
|---|---|---|
| 要保護児童 | 保護者がいない、または保護者による監護が不適当である | 安全の確保と適切な保護 |
| 要支援児童 | 保護者の養育を支援する必要が特にあるが、要保護児童には該当しない | 家庭への継続的な養育支援 |
| 特定妊婦 | 出産後の養育について、妊娠中から支援が特に必要である | 妊娠期からの相談・予防的支援 |
保育士試験で覚えるポイント
令和3年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問4では、児童福祉法上の定義、要支援児童との区別、保育所の関わりが問われました。令和6年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問3でも、両者の定義や支援の担い手などが出題されています。支援は施設だけで行うのではなく、保育所を含む地域の関係機関が要保護児童対策地域協議会などを通じて連携する点を押さえましょう。
要保護児童の○×クイズ
問題
要保護児童は、児童養護施設への入所措置が決定した児童だけを指す。○か×か。
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解答
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解説
要保護児童には、保護者がいない児童や、保護者による監護が不適当と認められる児童が広く含まれます。施設入所に限らず、在宅支援、一時保護、里親委託などが検討されます。
関連用語
要支援児童、特定妊婦、要保護児童対策地域協議会をあわせて確認すると、支援が必要な状態の違いと、地域の関係機関が連携する仕組みを整理しやすくなります。
