【保育士試験用語集】第一種社会福祉事業とは?社会福祉分野をわかりやすく解説

保育士試験対策用語集:社会福祉-第一種社会福祉事業

保育士試験の社会福祉を独学で勉強するとき、第一種社会福祉事業は社会福祉法の重要ポイントです。

過去問では、児童福祉施設や障害者支援施設などが第一種・第二種のどちらに入るかが問われます。まずは、第一種社会福祉事業は「入所系が多く、利用者への影響が大きい事業」と整理しましょう。

目次

第一種社会福祉事業とは?

第一種社会福祉事業とは、社会福祉法で定められた社会福祉事業のうち、利用者の生活への影響が大きく、特に安定した運営や公的な規制が求められる事業です。

主に入所施設を運営する事業が多く、原則として国・地方公共団体・社会福祉法人が担います。第二種社会福祉事業と比べて、事業を始める際の規制が厳しい点も特徴です。

根拠法第一種社会福祉事業の主な例
生活保護法救護施設、更生施設などを経営する事業
児童福祉法乳児院、母子生活支援施設、児童養護施設、障害児入所施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設を経営する事業
老人福祉法養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホームを経営する事業
障害者総合支援法障害者支援施設を経営する事業
困難な問題を抱える女性への支援に関する法律女性自立支援施設を経営する事業
社会福祉法共同募金を行う事業

保育士試験で覚えるポイント

令和7年 保育士試験(後期)問題 子ども家庭福祉 問7では、社会福祉法に規定される第二種社会福祉事業が問われました。第一種社会福祉事業は、第二種との比較で出題されやすい用語です。

独学対策では、児童福祉法関係なら「乳児院・母子生活支援施設・児童養護施設・障害児入所施設・児童心理治療施設・児童自立支援施設」が第一種と覚えましょう。助産施設や保育所、里親支援センターは第二種なので注意が必要です。

施設主な対象主な役割・特徴
乳児院保護者による養育を受けられない乳児。特に必要な場合は幼児も含む乳幼児を入所させて養育し、退所後の相談・援助も行う
母子生活支援施設配偶者のない女性またはこれに準ずる事情にある女性と、その女性が監護する児童母子を一緒に保護し、生活・子育て・就労などを通じて自立を支援する
児童養護施設保護者のない児童、虐待を受けている児童、その他環境上養護を必要とする児童児童を養護し、家庭復帰や社会的自立、退所後の生活を支援する
障害児入所施設入所による支援が必要な障害児福祉型では生活指導や自立に必要な知識・技能を支援し、医療型ではこれらに加えて治療を行う
児童心理治療施設家庭・学校などの環境により、社会生活への適応が困難になった児童短期間の入所または通所により、心理治療と生活指導を行う
児童自立支援施設不良行為をした、またはそのおそれがある児童、環境上の理由で生活指導を必要とする児童入所または通所により必要な指導を行い、立ち直りと自立を支援する

第一種社会福祉事業の○×クイズ

問題
第一種社会福祉事業には、児童養護施設を経営する事業が含まれる。○か×か。

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解答
○

解説
児童養護施設を経営する事業は、児童福祉法に関係する第一種社会福祉事業です。保育所や助産施設などの第二種社会福祉事業と混同しないようにしましょう。

関連用語

第一種社会福祉事業を理解するには、第二種社会福祉事業、社会福祉法、社会福祉法人をあわせて確認すると整理しやすくなります。特に保育士試験では、施設名を見て第一種か第二種かを判断する問題に備えることが大切です。

参考文献

くっしー
この記事の執筆者
はじめての保育士試験の「社会福祉」と「こども家庭福祉」で撃沈した人。普段は歯科医師として働きながら、育児をしています。
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