【保育士試験用語集】エンパワメントとは?社会福祉分野をわかりやすく解説

保育士試験対策用語集:エンパワメント

エンパワメントは、保育士試験の社会福祉分野で、相談援助に関連して問われやすい用語です。

独学で勉強する際は、「援助者が解決してあげる」のではなく、本人の力を引き出す支援として理解しましょう。

目次

エンパワメントとは?

エンパワメントとは、支援を必要とする人が、自分のもつ力や可能性に気づき、自ら課題を解決したり生活を選び取ったりできるよう支える考え方です。

社会福祉では、利用者を一方的に保護される存在として見るのではなく、主体性や自己決定を尊重します。つまり、援助者は代わりに答えを出す人ではなく、本人が力を発揮できる環境を整える人と理解するとよいでしょう。

保育士試験で覚えるポイント

エンパワメントは、令和2年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問13、令和4年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問15などで、相談援助のアプローチと関連して問われています。

エンパワメントアプローチは、社会的に力を奪われ、無力感を抱えている利用者が、自らの力や権利に気づき、主体的に選択・決定できるよう支援する考え方です。支援者が力を与えるのではなく、本人が本来持つ力を発揮できるよう、社会資源の活用や環境調整も行います。

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アプローチ・モデル注目するもの行動
エンパワメントアプローチ本人の力、権利、自己決定自分で決めて行動する力を取り戻す
ナラティブ・アプローチ本人が語る経験や物語問題に支配された物語を捉え直す
課題中心アプローチ現在の具体的な課題と短期間で取り組む課題問題を小さく分け、やることを決める
ストレングスモデル本人や家族、地域の強み・資源・可能性できないことより、できることを見る

特にエンパワメントとストレングスモデルは混同しやすい用語です。ストレングスモデルは「何に注目するか」という視点、エンパワメントは「本人が力と自己決定を取り戻す」という目標に重点があります。

ナラティブ・アプローチは物語の意味づけ、課題中心アプローチは具体的な行動課題に焦点を当てる点で区別しましょう。

エンパワメントの○×クイズ

問題
エンパワメントは、支援者が利用者に代わって課題を判断し、本人の意思よりも専門職の判断を優先して解決する方法である。○か×か。

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解答
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解説
エンパワメントは、本人の力や主体性を引き出し、自己決定や問題解決を支える考え方です。専門職が一方的に決める支援とは異なります。

関連用語

エンパワメントを理解するには、QOL、ソーシャルインクルージョン、ストレングスモデルをあわせて確認すると整理しやすくなります。

いずれも、利用者を受け身の存在としてではなく、主体的に生活する人として支援する考え方と関係します。

くっしー
この記事の執筆者
はじめての保育士試験の「社会福祉」と「こども家庭福祉」で撃沈した人。普段は歯科医師として働きながら、育児をしています。
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