ターミネーションは、単に支援を打ち切ることではなく、利用者と援助者が援助の成果を振り返り、今後の生活を見通して関係を終える段階です。
保育士試験の社会福祉対策では、独学で勉強するときも、過去問で問われるエバリュエーションとの違いと相談援助全体の流れを押さえましょう。
ターミネーションとは?
ターミネーション(termination)とは、相談援助の目標が達成されたときなどに、利用者と援助者との援助関係を終結する段階です。
支援の成果と残された課題を一緒に振り返り、終結に対する利用者の気持ちを確認します。さらに、今後利用できる支援先や、困ったときの再相談方法も伝えます。
一方的に支援を打ち切ることではなく、利用者が終結後の生活へ移れるように準備する過程です。
保育士試験で覚えるポイント
令和3年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問11では、相談援助の過程について、ターミネーションがエバリュエーションの後に位置することが問われました。全体の流れは、次のように整理できます。
| 段階 | 主な内容 |
|---|---|
| インテーク(受理面接) | 最初の相談を受け、相談内容や本人の希望を確認する |
| アセスメント | 本人と環境に関する情報を収集・分析し、課題や強みを整理する |
| プランニング | 本人とともに目標を決め、具体的な支援計画を立てる |
| インターベンション(介入・支援の実施) | 相談援助、サービスの調整、関係機関との連携などを実行する |
| モニタリング | 支援の進み具合や本人の状況の変化を継続的に確認する |
| エバリュエーション(評価) | 支援の効果や目標の達成状況を評価し、必要に応じて計画を見直す |
| ターミネーション(終結) | 目標の達成などを確認し、支援関係を終了する |
| フォローアップ | 終結後の生活状況を確認し、必要に応じて再支援につなげる |
終結に近い3段階(モニタリング、エバリュエーション、ターミネーション)の役割を区別して覚えましょう。
令和3年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問12では、エバリュエーションとターミネーションの違いが問われました。エバリュエーションは支援を評価する段階、ターミネーションは援助関係を終える段階です。
終結の理由には、目標の達成、利用期間の終了、他機関への引き継ぎなどがあります。援助者だけで突然決めるのではなく、利用者と終結の時期を確認し、必要な引き継ぎや再相談先を整えることが大切です。
ターミネーションの○×クイズ
問題
ターミネーションは、援助者が支援の終了を決めて利用者へ通知し、援助の振り返りや今後の相談先の確認を行わずに関係を終える段階である。○か×か。
解答を見る
解答
×
解説
ターミネーションでは、利用者と援助の成果や残された課題を振り返り、終結への気持ちや今後の支援先を確認します。一方的に支援を打ち切る段階ではありません。
関連用語
ターミネーションの位置づけを理解するには、支援を実施するインターベンション、経過を確認するモニタリング、支援の効果を評価するエバリュエーションをあわせて学ぶと、終結までの流れがわかりやすくなります。








