保育士試験の社会福祉を独学で勉強するなら、ノーマライゼーションは障害者福祉だけでなく、社会参加や地域生活の考え方として押さえたい用語です。
過去問対策として、理念の意味と提唱者をセットで確認しておきましょう。
ノーマライゼーションとは?
ノーマライゼーションとは、障害の有無などにかかわらず、だれもが地域の中で普通に暮らし、社会の一員として参加できるようにする考え方です。
もともとは知的障害のある人の生活を、特別な場所に分けるのではなく、一般的な生活に近づけようとする理念から広がりました。
現在では、障害者、高齢者、子どもなどを含む幅広い福祉の基本理念として理解されます。
保育士試験で覚えるポイント
令和4年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問2では、バンク=ミケルセンとノーマライゼーションの組み合わせが問われました。
人物名と理念名を対応させる問題で出やすいため、「バンク=ミケルセン=ノーマライゼーション」と覚えましょう。
また、「障害のある人を特別扱いする」のではなく、「地域で普通に暮らせる社会を目指す理念」と理解することが大切です。
ノーマライゼーションに似た用語にソーシャルインクルージョンがあります。ノーマライゼーションとソーシャルインクルージョンは、重視する視点が異なります。
| 用語 | 意味 | 重視すること |
|---|---|---|
| ノーマライゼーション | 障害のある人などが、地域で他の人と同じように生活できる社会を目指す考え方 | 生活条件や環境を「当たり前」に近づける |
| ソーシャルインクルージョン | 貧困、障害、差別などによって社会から排除される人を生み出さず、社会の一員として包み込む考え方 | 社会参加とつながりを保障する |
つまり、ノーマライゼーションは「普通に暮らせる環境づくり」、ソーシャルインクルージョンは「誰も社会から排除しないこと」に重点があります。
保育士試験では、ノーマライゼーションは主に障害者福祉、ソーシャルインクルージョンは障害・貧困・孤立などを含む、より広い社会福祉の理念として整理すると覚えやすいでしょう。両者は対立する概念ではなく、包摂的な社会を実現するために相互に関係しています。
ノーマライゼーションの○×クイズ
問題
ノーマライゼーションは、障害のある人を地域社会から分けて、専門施設の中だけで生活できるようにする考え方である。○か×か。
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解答
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解説
ノーマライゼーションは、障害の有無にかかわらず、地域の中で普通に暮らせる社会を目指す理念です。分離ではなく、社会参加や地域生活を重視する点がポイントです。
関連用語
ノーマライゼーションを理解するには、ソーシャルインクルージョン、QOL、自立支援もあわせて確認すると整理しやすくなります。
いずれも「その人らしい生活」や「社会参加」を考えるうえで、社会福祉分野の重要な関連用語です。







