児童手当法は、保育士試験の社会福祉で、子どもに関する社会手当を勉強する際に重要な法律です。独学で対策する場合は、児童手当、児童扶養手当、特別児童扶養手当の違いを整理しましょう。
目次
児童手当法とは?
児童手当法とは、児童を養育している人に児童手当を支給し、家庭等の生活の安定と、次代を担う児童の健やかな成長に役立てることを目的とする法律です。1971(昭和46)年に制定され、1972(昭和47)年から制度が始まりました。少子化や子育て費用への支援の必要性が高まるなかで、支給対象や所得制限などは見直されてきました。2024(令和6)年10月分からは、所得制限の撤廃や高校生年代までの支給対象拡大などが行われています。
保育士試験で覚えるポイント
令和4年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問2では、児童手当法が「家庭生活の安定および子どもの健全育成のために支給される手当」を規定する法律として問われました。児童手当法は、児童福祉六法の一つでもあります。ひとり親家庭を対象にする児童扶養手当法、障害のある児童を対象にする特別児童扶養手当等の支給に関する法律と混同しないようにしましょう。
| 法律・制度 | 主な対象 | 主な目的 |
|---|---|---|
| 児童手当法 | 児童を養育する家庭等 | 家庭等の生活の安定、児童の健やかな成長 |
| 児童扶養手当法 | ひとり親家庭等の児童 | 生活の安定、自立促進、児童福祉の増進 |
| 特別児童扶養手当等の支給に関する法律 | 障害のある児童を監護・養育する人など | 障害児・重度障害者等の福祉の増進 |
| 母子及び父子並びに寡婦福祉法 | 母子家庭、父子家庭、寡婦 | 生活の安定と向上のための支援 |
| 民法の扶養義務 | 親子・親族関係など | 親族間の扶養義務を定める |
児童手当法の○×クイズ
問題
児童手当法は、父または母と生計を同じくしていない児童が育成される家庭に、児童扶養手当を支給することを目的とする法律である。○か×か。
解答を見る
解答
×
解説
ひとり親家庭等に児童扶養手当を支給する法律は、児童扶養手当法です。児童手当法は、児童を養育している人に児童手当を支給する法律として区別して覚えましょう。
関連用語
児童手当法を理解するには、児童手当、特別児童扶養手当、特別児童扶養手当等の支給に関する法律をあわせて確認すると効果的です。子どもに関する手当は、対象となる家庭や児童の状態に注目して整理しましょう。

