不適切保育は、保育士試験の子ども家庭福祉で、子どもの権利や保育者の倫理と関係して問われる重要用語です。独学の勉強では、体罰・暴言だけでなく、発生時に園がどう対応するかまで押さえましょう。過去問でも事例形式で出題されています。
目次
不適切保育とは?
不適切保育とは、子どもの人格や人権を尊重せず、心身に苦痛や悪影響を与えるおそれのある保育者のかかわりを指す用語です。たとえば、叩く、怒鳴る、脅す、侮辱する、差別的に扱う、無理に従わせるような行為が問題になります。近年は、単に「保育の仕方がよくない」という意味ではなく、虐待等につながり得る行為として、早期の相談・共有・再発防止が重視されています。
保育士試験で覚えるポイント
令和7年 保育士試験(後期・地域限定)問題 子ども家庭福祉 問17では、保育士が子どもを叩き、子どもが登園を怖がる事例について、保育所の適切な対応が問われました。正答のポイントは、問題を個人の反省だけで終わらせず、自治体の担当部署に連絡し、保護者対応も継続することです。不適切保育は、保育者個人の資質だけでなく、施設全体の組織的な対応として理解しましょう。
不適切保育の○×クイズ
問題
不適切保育が疑われる事案を保育所が把握した場合、施設内だけで処理せず、必要に応じて自治体の担当部署に相談・情報提供し、子どもや保護者への対応と再発防止を行うことが重要である。○か×か。
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解答
○
解説
不適切保育や虐待等が疑われる場合は、隠さず、組織として事実確認や関係機関への相談を行うことが求められます。特定の保育士だけを対象にした対応で終わらせない点も大切です。
関連用語
不適切保育を理解するには、児童虐待防止法、通告義務、保育所もあわせて確認すると整理しやすくなります。子どもの権利を守る制度と、保育現場での具体的な対応をつなげて覚えましょう。

