保育士試験の社会福祉を独学で勉強するなら、バイスティックの7原則は相談援助の頻出テーマです。過去問対策では、7つの名前を暗記するだけでなく、保護者や利用者と信頼関係をつくるための基本姿勢として理解しましょう。
目次
バイスティックの7原則とは?
バイスティックの7原則とは、相談援助で援助者が利用者と関わるときに大切にする7つの基本姿勢です。バイステック(Biestek)が示したケースワークの原則として知られます。実社会でいえば、困って相談に来た人に対して、決めつけず、責めず、秘密を守り、その人自身の考えを尊重する関わり方です。
| 原則 | ざっくり意味 |
|---|---|
| 個別化 | 一人ひとりを同じ型にはめず、その人として理解する |
| 意図的な感情表出 | 不安・怒り・悲しみなどを安心して出せるようにする |
| 統制された情緒的関与 | 援助者が感情に振り回されず、相手の感情を受け止める |
| 受容 | 利用者をありのまま受け止める |
| 非審判的態度 | 一方的に批判・非難しない |
| 自己決定 | 利用者自身の選択や決定を尊重する |
| 秘密保持 | 相談内容や個人情報を守る |
保育士試験で覚えるポイント
バイスティックの7原則は、相談援助の原則として過去問でくり返し問われています。令和3年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問13、令和3年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問15、令和5年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問13、令和5年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問10、令和6年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問10などで関連論点が扱われています。特に「受容」と「同意」、「自己決定」と「放任」、「秘密保持」と「何でも絶対に言わない」は混同しないようにしましょう。
バイスティックの7原則の○×クイズ
問題
バイスティックの7原則における自己決定とは、援助者が最善だと考える結論を利用者に代わって決めることである。○か×か。
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解答
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解説
自己決定は、利用者自身の選択や決定を尊重する原則です。援助者は情報提供や支援を行いますが、利用者の意思を無視して代わりに決めることではありません。
関連用語
バイスティックの7原則を理解するには、ソーシャルワーク、ソーシャルケースワーク、自己決定をあわせて確認すると整理しやすくなります。相談援助の問題では、援助者が「どう関わるべきか」を問われるため、原則名と具体的な対応を結びつけて覚えましょう。

