地域型保育給付は、身近な地域で少人数の保育を支える子ども・子育て支援制度の仕組みです。保育士試験の社会福祉対策では、4種類の地域型保育事業と施設型給付との違いを整理する必要があります。独学の勉強に役立つよう、根拠法、類似給付との比較、過去問で問われた事業の特徴を簡潔に確認します。
地域型保育給付とは?
地域型保育給付は、地域の実情に応じた小規模な保育事業を利用するこどもの保育費用を公費で支える仕組みです。法令上の正式名称は「地域型保育給付費」で、子ども・子育て支援法第11条・第29条に規定されています。対象は、市町村の確認を受けた家庭的保育、小規模保育、事業所内保育、居宅訪問型保育です。原則として保育を必要とする0~2歳児が中心ですが、2026年4月からは3~5歳児のみを対象とする満三歳以上限定小規模保育事業も全国展開されています。
類似する給付制度との比較
| 給付制度 | 主な対象施設・事業 | 利用の中心 | 根拠条文 |
|---|---|---|---|
| 地域型保育給付費 | 家庭的保育、小規模保育、事業所内保育、居宅訪問型保育 | 原則として保育を必要とする0~2歳児 | 子ども・子育て支援法第29条 |
| 施設型給付費 | 認定こども園、幼稚園、保育所 | 施設で提供される教育・保育 | 同法第27条 |
| 施設等利用費 | 施設型給付を受けない幼稚園、預かり保育、認可外保育施設等 | 幼児教育・保育の無償化に伴う利用料 | 同法第30条の2・第30条の11 |
地域型保育給付では、保育所より小規模な事業や、こどもの自宅で行う保育まで対象に含まれる点が特徴です。法律上は保護者への個人給付を基礎とし、通常は事業者が代理受領します。
保育士試験で覚えるポイント
令和5年 保育士試験(前期)問題 子ども家庭福祉 問14では、地域型保育事業の説明と、居宅訪問型・家庭的・小規模の名称の対応が問われました。給付の理解でも、対象となる事業を正しく区別することが基本です。地域型保育給付費の根拠は子ども・子育て支援法第29条で、市町村の認可・確認、保育必要量の範囲、法定代理受領を関連づけて覚えましょう。なお、2026年度から満3歳以上限定小規模保育事業も対象に加わっています。
地域型保育給付の○×クイズ
問題
地域型保育給付は、子ども・子育て支援法に基づき、市町村の確認を受けた家庭的保育、小規模保育、事業所内保育、居宅訪問型保育などの利用を財政面から支える仕組みである。○か×か。
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解答
○
解説
法律上の正式名称は「地域型保育給付費」です。地域の実情に応じた小規模な保育事業を利用するこどもの保育費用を支えます。
関連用語
施設型給付、子ども・子育て支援法、家庭的保育事業をあわせて確認すると、給付の根拠と対象事業、施設で行う保育との違いを整理しやすくなります。

