要支援児童は、家庭での養育に特別な支援を必要とする子どもを示す用語です。保育士試験の社会福祉では、要保護児童との違いや、保育所を含む関係機関の役割が問われています。独学で勉強する方が混同しやすい用語を比較しながら、過去問に対応できる試験対策のポイントを確認しましょう。
目次
要支援児童とは?
要支援児童とは、児童福祉法第6条の3第5項において、保護者の養育を支援することが特に必要と認められる児童のうち、要保護児童には当たらない児童をいいます。養育への強い不安や負担、家庭の孤立などがあり、支援を受けなければ適切な養育が難しくなるおそれのある子どもが想定されます。虐待の発生や施設入所が要件ではなく、困難が深刻になる前から親子を支える点が特徴です。
似た用語との違いは、次のように整理できます。
| 用語 | 対象となる状態 | 支援の主眼 |
|---|---|---|
| 要支援児童 | 保護者の養育を支援する必要が特にあり、要保護児童には該当しない | 相談や訪問などによる早期・継続的な養育支援 |
| 要保護児童 | 保護者がいない、または保護者による監護が不適当である | 子どもの安全確保と適切な保護 |
| 特定妊婦 | 出産後の養育について、妊娠中から支援が特に必要である | 妊娠期からの相談と養育環境の準備 |
保育士試験で覚えるポイント
令和3年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問4では、児童福祉法上の定義と要保護児童との違い、保育所の関わりが問われました。令和5年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問2では、要支援児童が児童福祉の対象であるかが出題され、令和6年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問3でも定義が確認されています。「障害のある児童」という意味ではない点も押さえましょう。
要支援児童の○×クイズ
問題
要支援児童への支援では、子どもだけでなく保護者の養育上の困難にも目を向け、必要に応じて関係機関が連携する。○か×か。
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解答
○
解説
要支援児童は、保護者の養育を支援する必要が特にある児童です。親子を一体的に支え、必要に応じて保育所や市町村などが連携します。
関連用語
要保護児童、特定妊婦、要保護児童対策地域協議会をあわせて確認すると、支援の必要度や開始時期、関係機関が連携する仕組みを整理しやすくなります。
