【保育士試験用語集】葬祭扶助とは?社会福祉分野をわかりやすく解説

葬祭扶助は、生活保護制度の8種類の扶助のうち、最低限必要な葬祭費用に対応する仕組みです。保育士試験の社会福祉対策を独学で勉強する方に向けて、対象となる費用や利用できる場合、生活扶助・出産扶助などとの違いを、過去問の出題論点に沿ってわかりやすく整理します。

目次

葬祭扶助とは?

葬祭扶助とは、困窮のため最低限度の生活を維持できない人に対し、葬祭に必要な費用を支える生活保護法上の扶助です。検案、遺体の運搬、火葬または埋葬、納骨などが対象となり、定められた範囲内で実費が支給されます。被保護者が亡くなり、葬祭を行う扶養義務者がいない場合などには、実際に葬祭を行う人に支給されることもあります。食費等の生活扶助とは異なり、死亡時の特定費用に対応する点が特徴です。

保育士試験で覚えるポイント

令和5年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問5では、生活保護法第11条の8種類の保護として、生活・教育・住宅・医療・介護・出産・生業・葬祭扶助を区別できるかが問われました。葬祭扶助では、検案、遺体の運搬、火葬・埋葬、納骨などが対象です。生活扶助は日常生活費、出産扶助は出産費用、葬祭扶助は死亡後の葬祭費用、と必要が生じる場面で比較しましょう。

扶助主な内容給付方法の整理
生活扶助衣食、光熱費など日常生活に必要な費用原則、金銭給付
教育扶助義務教育に必要な学用品、通学用品、給食など原則、金銭給付
住宅扶助家賃、地代、住宅補修など原則、金銭給付
医療扶助診察、薬剤、治療、入院など原則、現物給付
介護扶助居宅介護、施設介護、介護予防など原則、現物給付
出産扶助分べんなど出産に必要な費用原則、金銭給付
生業扶助生業、技能習得、就労、高校等就学に必要な費用など原則、金銭給付
葬祭扶助葬祭に必要な費用原則、金銭給付

葬祭扶助の○×クイズ

問題
葬祭扶助は、葬儀の規模や内容にかかわらず、かかった費用の全額が支給される制度である。○か×か。

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解答
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解説
葬祭扶助は、生活保護法の要件を満たす場合に、検案、遺体の運搬、火葬・埋葬など最低限必要な費用を、定められた範囲内で支給する制度です。

関連用語

葬祭扶助を8種類の中で位置づけるには、生活扶助・出産扶助・生業扶助も確認しましょう。日常生活、出産、就労・自立、葬祭と、費用が生じる場面や目的を並べると違いを整理しやすくなります。

参考文献

くっしー
この記事の執筆者
はじめての保育士試験の「社会福祉」と「こども家庭福祉」で撃沈した人。普段は歯科医師として働きながら、育児をしています。
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