【保育士試験用語集】アセスメントとは?社会福祉分野をわかりやすく解説

保育士試験対策用語集:アセスメント

アセスメントは、保育士試験の社会福祉分野で、相談援助の過程を理解するために重要な用語です。

独学で勉強する際は、利用者の状況を多面的に把握し、支援計画につなげる段階として整理しましょう。

目次

アセスメントとは?

アセスメントとは、利用者や家族の状況、生活環境、心身の状態、本人の希望、利用できる社会資源などを整理し、支援の必要性や課題を明らかにする過程です。

相談援助では、インテークで相談を受けたあと、アセスメントによって状況を把握し、プランニングへつなげます。つまり、支援を始める前に「何に困っていて、どのような支援が必要か」を見立てる段階です。

段階主な内容
インテーク(受理面接)最初の相談を受け、相談内容や本人の希望を確認する
アセスメント本人と環境に関する情報を収集・分析し、課題や強みを整理する
プランニング本人とともに目標を決め、具体的な支援計画を立てる
インターベンション(介入・支援の実施)相談援助、サービスの調整、関係機関との連携などを実行する
モニタリング支援の進み具合や本人の状況の変化を継続的に確認する
エバリュエーション(評価)支援の効果や目標の達成状況を評価し、必要に応じて計画を見直す
ターミネーション(終結)目標の達成などを確認し、支援関係を終了する
フォローアップ終結後の生活状況を確認し、必要に応じて再支援につなげる

保育士試験で覚えるポイント

アセスメントとは、利用者の話を聞くだけでなく、心身の状態、家族関係、生活環境、経済状況、利用できる社会資源、本人の希望や強みなどを集め、課題と必要な支援を総合的に判断する過程です。

情報を視覚的に整理する方法として、次のマッピング技法があります。

技法図にするもの覚え方
ジェノグラム複数世代にわたる家族構成、婚姻・離婚・死亡、家族間の関係など家族の「内側」を見る家族関係図
エコマップ利用者や家族と、保育所、学校、職場、医療機関、福祉機関、友人、地域などとの関係家族と「外部環境」のつながりを見る図
マッピング法の一例として、ジェノグラムとエコマップがある。
ジェノグラムは家族関係、エコマップは社会とのつながりと区別しましょう。これらの図はアセスメントそのものではなく、面接や観察で得た情報を整理し、支援上の課題や活用できる関係を把握するための手段です。

令和3年 保育士試験(後期)及び国家戦略特別区域限定保育士試験問題 社会福祉 問14では、アセスメントに必要な社会的状況や心理・情緒的状況とともに、マッピング技法が問われました。

アセスメントの○×クイズ

問題
アセスメントは、利用者の心理・情緒的状況や社会的状況などを把握し、支援の課題や必要な援助を整理する過程である。○か×か。

解答を見る

解答
○

解説
アセスメントでは、本人の状態だけでなく、家族関係や地域資源なども含めて総合的に把握します。その結果をもとに、支援計画の作成へつなげます。

関連用語

アセスメントを理解するには、インテーク、プランニング、モニタリングをあわせて確認すると整理しやすくなります。相談援助の流れの中で、それぞれの段階がどの順番で行われるのかを関連づけて学びましょう。

くっしー
この記事の執筆者
はじめての保育士試験の「社会福祉」と「こども家庭福祉」で撃沈した人。普段は歯科医師として働きながら、育児をしています。
目次