【保育士試験用語集】国民皆保険とは?社会福祉分野をわかりやすく解説

保育士試験対策用語集:国民皆保険

国民皆保険は、保育士試験の社会福祉分野で、医療保険制度の基本として押さえたい用語です。

独学で勉強する際は、社会保険の一つである公的医療保険の仕組みと、制度成立の背景を整理しましょう。

目次

国民皆保険とは?

国民皆保険とは、原則としてすべての国民が何らかの公的医療保険に加入し、必要な医療を受けられるようにする仕組みです。

会社員などの健康保険、自営業者などが加入する国民健康保険、後期高齢者医療制度などが関係します。

戦後、社会保障制度を整備する流れの中で、医療を個人の負担だけに任せず社会全体で支える考え方が広がり、1961(昭和36)年に国民皆保険が実現しました。

保育士試験で覚えるポイント

令和2年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問10では、公的医療保険の保険者と、療養の給付を受けた際の自己負担割合が問われました。

国民皆保険では全国民が同じ保険に加入するのではなく、主に職業と年齢によって加入先が分かれます。保険者は保険制度を運営して保険料の徴収や保険給付を行う主体、被保険者はその保険に加入する本人です。

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公的医療保険主な加入者保険者
健康保険民間企業などで働く人全国健康保険協会または健康保険組合
共済組合国家公務員、地方公務員、私立学校教職員など各共済組合
船員保険船員として船舶所有者に使用される人全国健康保険協会
国民健康保険自営業者、農業従事者、退職者、無職者など、ほかの医療保険に加入していない75歳未満の人都道府県と市町村、または国民健康保険組合
後期高齢者医療制度75歳以上の人、または一定の障害について認定を受けた65~74歳の人後期高齢者医療広域連合

自己負担割合は、加入している保険の名称だけで決まるのではなく、主に年齢と所得によって決まります。

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年齢区分医療機関での原則的な自己負担割合
義務教育就学前2割
義務教育就学後~69歳3割
70~74歳2割。現役並み所得者は3割
75歳以上1割。一定以上の所得がある人は2割、現役並み所得者は3割

子どもの場合、法律上の自己負担割合は義務教育就学前が2割、就学後は原則3割ですが、自治体の子ども医療費助成によって実際の窓口負担が軽減されることがあります。また、年齢や所得に応じた限度額を超えた場合には、高額療養費制度による負担軽減があります。

試験では、健康保険の保険者は全国健康保険協会または健康保険組合、市町村国民健康保険の保険者は都道府県と市町村、後期高齢者医療制度の保険者は後期高齢者医療広域連合と整理しましょう。「自己負担は全年齢で一律3割」という記述は誤りです。

国民皆保険の○×クイズ

問題
国民皆保険は、すべての国民が国民健康保険という一つの制度だけに加入する仕組みである。○か×か。

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解答
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解説
国民皆保険は、すべての人が何らかの公的医療保険に加入する仕組みです。健康保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度など、複数の制度がある点を押さえましょう。

関連用語

国民皆保険を理解するには、医療保険、社会保険、国民健康保険をあわせて確認すると整理しやすくなります。社会保障制度の中で、医療を支える仕組みがどのように位置づけられているのかを関連づけて学びましょう。

参考文献

くっしー
この記事の執筆者
はじめての保育士試験の「社会福祉」と「こども家庭福祉」で撃沈した人。普段は歯科医師として働きながら、育児をしています。
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