【保育士試験用語集】社会保障とは?社会福祉分野をわかりやすく解説

保育士試験対策用語集:社会保障

社会保障は、保育士試験の社会福祉で頻出しやすい基本用語です。独学で勉強する際は、医療・年金・介護だけでなく、公的扶助や社会福祉も含む広い仕組みとして理解することが対策のポイントです。

目次

社会保障とは?

社会保障とは、病気、けが、老齢、障害、失業、生活困窮などにより生活が不安定になったとき、国民の生活を支える公的な仕組みです。

厚生労働省は、社会保障制度を「社会保険」「社会福祉」「公的扶助」「保健医療・公衆衛生」からなる制度として整理しています。つまり、保険料で支え合う制度だけでなく、税を財源とする生活保護や福祉サービスも含まれます。

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区分主な内容例
社会保険保険料をもとに、病気・老齢・失業などに備える制度医療保険、年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険
社会福祉支援を必要とする人にサービスを提供する制度児童福祉、障害者福祉、高齢者福祉
公的扶助生活に困窮した人の最低限度の生活を保障する制度生活保護
保健医療・公衆衛生健康の保持・増進や感染症予防などを行う仕組み医療提供体制、予防接種、母子保健、感染症対策

保育士試験で覚えるポイント

平成31年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問9では、社会保障制度の役割として、所得再分配の機能や経済・社会の安定化に関する知識が問われました。

また、令和3年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問2では、1950(昭和25)年の社会保障制度審議会の勧告に基づき、社会保障と社会福祉の位置づけが問われています。

社会保障制度審議会は内閣総理大臣に「社会保障制度に関する勧告」を提出しました。日本で初めて、社会保障の理念と制度体系を包括的に示し、戦後の社会保障制度づくりの基本的な方向を定めたものです。

勧告では、社会保障制度を次の四つに分類しました。

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分類内容
社会保険保険料を出し合い、病気、老齢、失業などの生活上の危険に備える
国家扶助生活困窮者に公費で最低限度の生活を保障する。現在の公的扶助に当たる
公衆衛生及び医療国民の健康保持、疾病予防、医療体制の整備を進める
社会福祉児童、障害者、高齢者などの生活と福祉の向上を図る

日本の社会保障は社会保険を中心とし、それだけでは生活を支えられない場合に国家扶助などで補う方向が示されました。この勧告は、その後の生活保護制度や福祉制度の整備、1961(昭和36)年の国民皆保険・国民皆年金の実現につながる重要な出発点です。

試験では「社会保障=社会保険だけ」と狭く覚えないことが重要です。

社会保障の○×クイズ

問題
社会保障は、医療保険・年金保険・介護保険などの社会保険だけを指し、生活保護や児童福祉サービスは含まれない。○か×か。

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解答
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解説
社会保障には、社会保険だけでなく、公的扶助、社会福祉、保健医療・公衆衛生も含まれます。生活保護や児童福祉サービスも、社会保障を構成する重要な仕組みです。

関連用語

社会保障を理解するには、社会保険、社会保障給付費、公的扶助をあわせて確認すると整理しやすくなります。制度の範囲、財源、給付の内容を比べながら覚えましょう。

参考文献

くっしー
この記事の執筆者
はじめての保育士試験の「社会福祉」と「こども家庭福祉」で撃沈した人。普段は歯科医師として働きながら、育児をしています。
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