【保育士試験用語集】児童厚生施設とは?社会福祉分野をわかりやすく解説

保育士試験対策用語集:児童厚生施設

児童厚生施設は、子どもの遊びを通じて健康や情操を育てる児童福祉施設です。

保育士試験の社会福祉では、児童館・児童遊園との関係や配置職員、社会福祉事業の区分が問われます。独学の勉強対策として、過去問を踏まえ、放課後児童クラブなど類似する制度との違いまで整理します。

目次

児童厚生施設とは?

児童厚生施設とは、児童福祉法第40条に基づき、児童に健全な遊びを提供して健康を増進し、情操を豊かにすることを目的とする児童福祉施設です。

代表例は、集会室や遊戯室などを備える屋内型の児童館と、広場や遊具などを備える屋外型の児童遊園です。児童を入所させて養護する施設ではなく、地域の子どもが遊びや活動を通じて健やかに育つための身近な拠点と捉えましょう。

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名称法令上の位置付け主な対象・役割
児童厚生施設児童福祉施設児童館・児童遊園などの総称。児童に健全な遊びを提供する
児童館屋内の児童厚生施設18歳未満の子どもを対象に、遊びや活動の場を提供する
児童遊園屋外の児童厚生施設広場や遊具などを設け、屋外での健全な遊びを支える
放課後児童クラブ放課後児童健全育成事業保護者が昼間家庭にいない小学生に、放課後の遊びと生活の場を提供する

保育士試験で覚えるポイント

令和6年 保育士試験(後期)問題 子ども家庭福祉 問14では、児童館の目的・種別、配置職員、子どもの意見の尊重が問われました。

児童厚生施設には、「児童の遊びを指導する者」を配置しなければなりません。通知やガイドラインでは一般に児童厚生員と呼ばれますが、独立した国家資格の名称ではありません。「児童の学習を指導する者」や「放課後児童支援員」と混同しないようにしましょう。

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名称主な配置先主な役割
児童厚生員児童館・児童遊園などの児童厚生施設。遊びを通じて、児童の自主性・社会性・創造性を育てる
児童の学習を指導する者学校、学習支援事業、放課後子供教室などで学習支援を担当する者宿題、教科学習、学習習慣の形成などを支援する
放課後児童支援員放課後児童クラブ放課後などに遊びと生活の場を提供し、児童の生活や発達を継続的に支援する

児童の遊びを指導する者には、次のいずれかの資格・経歴が必要です。

  • 保育士または社会福祉士
  • 幼稚園、小学校、中学校、高等学校などの教員免許を有する者
  • 高等学校卒業相当で、2年以上児童福祉事業に従事した者
  • 指定された児童福祉施設職員の養成施設を卒業した者
  • 大学などで社会福祉学、心理学、教育学、社会学、芸術学、体育学などを専修し、施設の設置者等が適当と認めた者

児童館の設置運営要綱では原則として2人以上とされていますが、2人全員を有資格の児童厚生員とすることは法令上の一律義務ではありません。地域の実情に応じて、1人を児童厚生員、もう1人を補助者とする運用も認められています。また、児童遊園では、他施設との兼任や巡回による配置も可能です。

遊びの指導は大人が一方的に内容を決めるものではなく、子どもの意見や主体性を尊重し、自主性・社会性・創造性を高めるように行います。

同じ試験の問5では、児童厚生施設を経営する事業の区分も問われました。児童館や児童遊園などの児童厚生施設を経営する事業は、第二種社会福祉事業です。

児童厚生施設の○×クイズ

問題
児童厚生施設は、保護者が就労などにより昼間家庭にいない小学生だけを対象とする施設である。○か×か。

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解答
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解説
児童厚生施設は、児童に健全な遊びを提供する児童福祉施設で、代表例に児童館と児童遊園があります。設問の対象を主とするのは放課後児童クラブです。

関連用語

児童福祉施設、児童館、放課後児童クラブをあわせて確認すると、それぞれの法令上の位置付けや対象、役割の違いを整理しやすくなります。

参考文献

くっしー
この記事の執筆者
はじめての保育士試験の「社会福祉」と「こども家庭福祉」で撃沈した人。普段は歯科医師として働きながら、育児をしています。
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