遺族基礎年金は、家計を支えていた人が亡くなった後、子育て世帯などの生活を支える公的年金です。保育士試験の社会福祉対策を独学で勉強する方に向けて、対象となる遺族や子の年齢、保険料納付の要件を確認し、老齢・障害・厚生年金との違いを過去問の論点と比較表で整理します。
遺族基礎年金とは?
遺族基礎年金は、国民年金の被保険者などが死亡したとき、その人に生計を維持されていた「子のある配偶者」または「子」に支給される年金です。ここでいう子は、原則として18歳になった年度の3月31日までにある未婚の子で、障害等級1級・2級の状態にある場合は20歳未満までが対象です。また、死亡した人の加入状況に応じ、保険料納付済期間と免除期間を合わせた期間が加入期間の3分の2以上であることなどが求められます。子のいない配偶者だけでは、原則として対象にならない点が重要です。
保育士試験で覚えるポイント
令和6年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問7では、国民年金の保険給付として、老齢基礎年金・障害基礎年金・遺族基礎年金などがあることが問われました。遺族基礎年金は「死亡」を支給事由とし、受給者が「子のある配偶者」または「子」である点を押さえましょう。子の年齢要件と、遺族厚生年金より受給対象者が限定されることも選択肢の判断材料になります。
| 年金 | 支給のきっかけ | 主な対象・特徴 |
|---|---|---|
| 遺族基礎年金 | 国民年金の被保険者などの死亡 | 子のある配偶者または子。子に年齢要件がある |
| 老齢基礎年金 | 老齢 | 受給資格期間10年以上、原則65歳から |
| 障害基礎年金 | 病気・けがによる障害 | 障害等級1級・2級などの要件がある |
| 遺族厚生年金 | 厚生年金の被保険者などの死亡 | 配偶者・子・父母・孫・祖父母などに優先順位がある |
基礎年金は国民年金の1階部分、厚生年金は会社員や公務員などの2階部分と整理すると、要件を満たす遺族が両方を受給する仕組みを理解しやすくなります。
遺族基礎年金の○×クイズ
問題
遺族基礎年金は、死亡した人に生計を維持されていた配偶者であれば、子がいなくても必ず受給できる。○か×か。
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解答
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解説
遺族基礎年金の対象は、原則として「子のある配偶者」または「子」です。子のいない配偶者は対象になりませんが、要件を満たせば遺族厚生年金などを受給できる場合があります。
関連用語
老齢基礎年金、障害基礎年金、厚生年金をあわせて確認しましょう。「老齢・障害・死亡」という給付理由と、「基礎年金・厚生年金」という制度の階層を分けて覚えると、社会保険の問題を整理しやすくなります。
