ストレングスは、利用者のできないことではなく、すでに持っている力や利用できる資源から支援を考える視点です。
保育士試験の社会福祉対策では、アセスメントやエンパワメントとの関係が問われます。独学で勉強する際に押さえたい考え方を、過去問の論点とともに整理します。
ストレングスとは?
ストレングスとは、利用者が持つ能力、経験、関心、意欲、人間関係など、生活上の課題に向き合うために活用できる強みを指します。本人の内面だけでなく、家族や友人とのつながり、地域の支援者、利用できる制度・サービスなど、環境にある資源も含めて捉えます。
ストレングスの視点では、支援者が問題を一方的に決めるのではなく、利用者の希望や選択を尊重し、すでにある力を一緒に見つけて目標の実現につなげます。
保育士試験で覚えるポイント
令和6年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問14では、ストレングスの視点に基づく支援が問われました。利用者ができることを見つけて本人にも認識してもらうことや、本人がまだ気づいていない力や強みを捉えることが重要な論点です。
令和6年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問9では、アセスメントにおいてストレングスへ着目する必要性が問われました。ストレングスの視点は、問題や課題を無視する考え方ではありません。課題を把握したうえで、本人の力と周囲の資源の両方を支援に生かします。
エンパワメントとの違いも押さえましょう。ストレングスが本人や環境に存在する強み・資源を表すのに対し、エンパワメントは、利用者が自分の力や選択する力を取り戻していく過程を重視します。
ストレングスの○×クイズ
問題
ストレングスの視点では、利用者の課題や生活環境を確認せず、本人の長所だけに注目して支援計画を立てる。○か×か。
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解答
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解説
ストレングスの視点でも課題の把握は必要です。本人の能力や希望だけでなく、家族、地域、制度など環境にある資源も含めて支援を考えます。
関連用語
支援の入口となるアセスメント、利用者が力を取り戻す過程を示すエンパワメント、支援の基盤となるソーシャルワーク、ニーズと社会資源を結びつけるケースマネジメントを併せて確認すると、ストレングスを相談援助の中でどのように活用するのか理解しやすくなります。





