グループワークは、集団活動やメンバー同士の関わりを援助に生かす方法です。
保育士試験の社会福祉では、準備期から終結期までの展開過程が問われています。独学で勉強する方がケースワークなどと混同しないよう、過去問に基づく試験対策の要点を整理します。
グループワークとは?
グループワーク(集団援助技術)とは、共通する課題や目的をもつ人々の集団を対象に、活動やメンバー同士の相互作用を活用して、一人ひとりの成長や課題解決を支える援助方法です。
援助者は答えを一方的に示すのではなく、安心して参加できる環境を整え、交流や協力、相互援助が生まれるように働きかけます。支援では集団全体と各メンバーの両方に目を向けます。
| 援助技術 | 主な対象 | 中心となる働きかけ |
|---|---|---|
| ケースワーク | 個人・家族 | 面接や相談を通して個別の課題を整理し、社会資源につなぐ |
| グループワーク | 集団・各メンバー | 集団活動とメンバー同士の相互作用を成長や課題解決に生かす |
| コミュニティワーク | 地域社会 | 住民の組織化や関係機関の連携、社会資源の開発を進める |
保育士試験で覚えるポイント
令和7年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問11では、グループワークの準備期・開始期・作業期・終結期と、各段階における援助者の役割が問われました。
令和5年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問12では、コノプカによるグループワークの定義が出題されています。「意図的なグループ経験」と「個人の社会的機能を高める」という点を、展開過程とあわせて覚えましょう。
コノプカは、グループを単に複数人で活動する場ではなく、メンバー同士の相互作用を通して、一人ひとりの成長を支える援助の場と捉えました。ここでいう「社会的機能」とは、他者と関係を築き、家庭・学校・地域で役割を果たしながら、生活上の問題に対処する力を指します。
グループワークの○×クイズ
問題
グループワークは、地域住民を組織化し、地域全体の社会資源を開発することだけを目的とする援助方法である。○か×か。
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解答
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解説
グループワークは、集団活動やメンバー同士の相互作用を援助に生かす方法です。設問の内容は、主にコミュニティワークの特徴です。
関連用語
対象や働きかけの違いを整理するために、個人や家族を支援する「ケースワーク」、地域社会に働きかける「コミュニティワーク」、これらを含む「ソーシャルワーク」もあわせて確認しましょう。




