【保育士試験用語集】障害者雇用促進法とは?社会福祉分野をわかりやすく解説

保育士試験対策用語集:障害者雇用促進法

障害者雇用促進法は、保育士試験の社会福祉で、障害者福祉と雇用支援を勉強する際に重要な法律です。

独学で対策する場合は、法定雇用率、職業リハビリテーション、合理的配慮を中心に整理しましょう。

目次

障害者雇用促進法とは?

障害者雇用促進法とは、正式には「障害者の雇用の促進等に関する法律」といい、障害者の職業の安定を図るための法律です。

主な仕組みは次のとおりです。

  • 障害者雇用率制度:事業主などに、常用労働者数に応じて法定雇用率以上の身体障害者・知的障害者・精神障害者を雇用する義務を課す制度です。
  • 職業リハビリテーション:職業評価、職業指導、職業訓練、職業紹介、職場適応援助などを通して、障害者の就職と職場定着を支援します。
  • 障害者就業・生活支援センター:地域の関係機関と連携し、就職準備や職場定着などの就業支援と、生活習慣・健康管理・金銭管理などの生活支援を一体的に行います。
  • 差別禁止・合理的配慮:すべての事業主に対し、募集・採用、賃金、配置、昇進などで障害を理由に差別することを禁止し、過重な負担にならない範囲で、職場の支障を取り除く合理的配慮の提供を義務づけています。

前身は1960(昭和35)年制定の身体障害者雇用促進法です。

保育士試験で覚えるポイント

令和5年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問19では、障害者就業・生活支援センターと根拠法の組み合わせが問われました。

障害者就業・生活支援センターは、障害者雇用促進法に関係する機関として整理します。また、障害者差別解消法が社会生活全般の差別解消を扱うのに対し、障害者雇用促進法は雇用分野における差別禁止・合理的配慮・雇用促進を扱う点が重要です。

年法律・制度ポイント
1960年身体障害者雇用促進法現在の障害者雇用促進法の前身
1976年雇用率制度の強化事業主の障害者雇用を制度的に促進
1987年障害者雇用促進法へ改称身体障害者に限らない雇用促進へ拡大
2013年改正法成立雇用分野の差別禁止・合理的配慮を整備
2018年精神障害者が雇用義務の対象に追加身体・知的・精神障害者を含めて雇用を促進

障害者雇用促進法の○×クイズ

問題
障害者雇用促進法は、障害者の福祉サービス給付を総合的に定める法律であり、障害福祉サービスの支給決定を中心に規定している。○か×か。

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解答
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解説
障害者雇用促進法は、障害者の雇用促進や職業の安定を目的とする法律です。障害福祉サービスの給付を中心に定める障害者総合支援法とは区別して覚えましょう。

関連用語

障害者雇用促進法を理解するには、障害者総合支援法、障害者差別解消法、障害者就業・生活支援センターをあわせて確認すると効果的です。障害者福祉の法律は、雇用、福祉サービス、差別解消の役割を分けて整理しましょう。

参考文献

くっしー
この記事の執筆者
はじめての保育士試験の「社会福祉」と「こども家庭福祉」で撃沈した人。普段は歯科医師として働きながら、育児をしています。
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