マクロ・ソーシャルワークは、個人や家族だけでなく、地域や制度などの広い環境へ働きかけるソーシャルワークです。
保育士試験の社会福祉対策では、ミクロ・ソーシャルワークと対象や方法を区別する必要があります。独学で勉強する受験生向けに、具体例と過去問の関連論点を整理します。
マクロ・ソーシャルワークとは?
マクロ・ソーシャルワークとは、地域社会、組織、制度、政策などを対象に、生活課題を生み出す社会的な環境や仕組みの改善を目指すソーシャルワークです。
地域の福祉ニーズ調査、住民組織の形成、関係機関のネットワークづくり、社会資源の開発、政策提言、制度改善を求めるソーシャルアクションなどが具体例です。
特定の個人だけでなく、同じ課題を抱える集団や地域全体に効果が及ぶ支援を目指します。
保育士試験で覚えるポイント
試験では、働きかける対象で区別するのが基本です。ミクロ・ソーシャルワークは個人や家族への直接援助を中心とし、マクロ・ソーシャルワークは地域、組織、制度、政策などの変化を目指します。
| 区分 | 主な対象 | 具体例 |
|---|---|---|
| マクロ・ソーシャルワーク | 地域、組織、制度、政策 | 福祉ニーズ調査、住民組織の形成、社会資源の開発、政策提言、ソーシャルアクション |
| ミクロ・ソーシャルワーク | 個人、家族 | 面接相談、アセスメント、個別支援計画の作成、サービス利用援助 |
ただし、両者は完全に分離するものではありません。個別相談で共通する課題を把握し、それを地域の仕組みづくりや制度改善へつなげることもあります。
令和5年 保育士試験(前期)問題 社会福祉 問11では、関連するソーシャルアクションが、制度改善・制度創設のために地域住民や専門家などが行う行動であることが問われました。
マクロ・ソーシャルワークの○×クイズ
問題
マクロ・ソーシャルワークは、個人や家族への面接相談を中心とし、地域、組織、制度への働きかけを対象としない。○か×か。
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解答
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解説
個人や家族への直接援助は、主にミクロ・ソーシャルワークに位置づけられます。マクロ・ソーシャルワークは、地域、組織、制度、政策などに働きかけます。
関連用語
ソーシャルワーク全体の構造を理解するには、ソーシャルワークとミクロ・ソーシャルワークを併せて確認しましょう。制度改善に働きかけるソーシャルアクション、地域の組織化を進めるコミュニティワーク、住民や関係機関を結びつけるネットワーキングとの関係を整理すると、具体的な実践方法を区別しやすくなります。





