自己決定は、利用者自身が希望する生活や利用する福祉サービスを選ぶための重要な原則です。
保育士試験の社会福祉では、相談援助、意思決定支援、成年後見制度などと関連して問われます。独学で勉強する方に向け、過去問を踏まえながら、試験対策で注意したい「尊重」と「支援」の関係を整理します。
自己決定とは?
自己決定とは、自分の生活や支援に関することを、自らの意思で選び決めることです。
社会福祉の相談援助では、支援者が一方的に方針を決めず、本人に分かりやすく情報や選択肢を示し、意思を表明できるよう支えることが求められます。
本人の判断をただ放置することでも、すべての希望を無条件に受け入れることでもありません。想定される危険や不利益に配慮しながら、本人の意思を最大限尊重します。
保育士試験で覚えるポイント
令和7年 保育士試験(後期)問題 社会福祉 問14では、意思決定支援は自己決定の尊重を原則とし、絵カードなどで意思確認を工夫することや、選択に伴うリスクへの対応が問われました。
同じ試験の問16では、成年後見制度利用促進の基本理念として自己決定権の尊重が出題されています。自己決定を「本人任せ」とせず、情報提供と意思形成・表明の支援を伴う原則として覚えましょう。
自己決定の○×クイズ
問題
自己決定を尊重するとは、本人の選択によって不利益が生じる可能性があっても、支援者は情報提供や安全面の検討を一切してはならないという意味である。○か×か。
解答を見る
解答
×
解説
本人の意思を最大限尊重しつつ、必要な情報を伝え、予想される危険や不利益への対応を一緒に検討することも支援者の役割です。
関連用語
自己決定の位置づけを理解するために、「ソーシャルワーク」「バイステックの7原則」「日常生活自立支援事業」もあわせて確認しましょう。利用者主体の支援と、意思決定を支える具体的な仕組みとのつながりを整理できます。





